明けましておめでとうございます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
平素は弊社ディア・レストグループの運営に、皆様方の深いご理解とご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。本年も、引き続き皆様方のご理解ご協力を賜りますよう、何卒、よろしくお願い申し上げます。
元日の夕刻に、石川県能登地域に大地震と大津波の衝撃的な速報が流れてきました。能登半島の広域に渡る甚大なる被害を及ぼした大地震が発生しました。
多くの方が犠牲になられました。謹んでこの度の震災でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りします。被害を受けられ避難をされている方が1日も早く普通の生活に戻り、被災を受けた地域の早期復興を心から願うばかりです。
さて、昨年は新型コロナウイルスが5類に移行し、全国的に徐々に人の往来も増大し、年末年始はコロナ前以上の賑わいとなったようです。元旦は天候にも恵まれ、多くの方が初日の出を見に行き、初詣のため神社に参拝をしていました。これは、行動制限が緩和されウィズコロナへ、そしてアフターコロナへという人々の期待の表れではないでしょうか。
『コロナによって、あらゆることがゼロに戻った。これはチャンスだ。「なんでそんな当たり前のことに気づかなかったのだろう」と、見た人が思うことを実行するチャンスだ。大方の人が思っていることとは違うことを現実にするチャンスだ。人は違う何かに気づいた時、人はそれを伝えたいと思う。このチャンスに、あなたは今、どんな「気づき」を持っているだろう。』
これは昨年4月にNIKKEI未来面として掲載された、とても印象深い広告でしたのでご紹介させていただきました。脱コロナの生活は、旅行や外食が活気を取り戻し、消費者を高揚させ、国境を越えるヒットが次々と生まれています。広島で開催されたG7サミットでも「カープ靴下」が予期せぬヒットとなり地元のPRに一役買いました。昨年の日経広告賞の最優秀賞には赤城乳業が選ばれました。タイトルは「当たりつき、やめるのをやめました」。これはあの有名なガリガリ君の当たりスティックを「コロナ禍でやめざるを得ないかもしれない。でもなんとかして続けられないか。」という社員たちの思いから議論を重ね、衛生面にも配慮した交換方法も消費者に丁寧に伝えるなどした結果、率直に消費者に思いが伝わり、SNSで「やめないでくれてよかった。」と多数の意見が相次いだそうです。これもチャンスからの「気づき」だったのでしょうね。弊社グループにおいても、コロナ禍のゼロからのチャンスに「気づき」を持っていたと思います。そして新たな気づきも・・・・・・他方、5類に移行し、3年にわたる新型コロナウイルスのパンデミックの「終了」が宣言された中、日本は感染拡大の「第9波」や異例の時期のインフルエンザ流行に見舞われ、次なるパンデミックへの平時の備えを急ぐ、産官学から対策に携わるステークホルダーが参加し感染症会議が開催され、感染症に強い社会に向け対策を支える人材の重要性を盛り込んだ声明文が採択されました。
弊社グループにおいても、この約3年間の経験を活かし次なるパンデミックへの危機へ備え、ケアホームとしての可能な限り対応できる感染症対策等を多角的に検証・検討していくことが必要であると思います。
そのためには、アフターコロナではなくウィズコロナの精神で、職員の皆様にはエッセンシャルワーカーとして、利用者様の安心安全のために協力・理解を、そしてご家族を始め関係者の皆様には、ご理解、ご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
ここ数年は特に異常気象と言われておりますが、WMO世界気象機関は、地球の平均気温は産業革命以前を1.40℃上回り過去最も暖かい一年であると発表しました。記録的な状況になっているのは気温だけではなく、海水の温度も高くなっており、世界の海の5割が異常高温となり、気象や生態系・漁業への悪影響が懸念されております。国内においては、11月には夏日続出で異例の暑さとなり、おそらくその影響もあり、冬眠しない熊の出没が相次ぎ、多くの被害者や農作物等の被害がありました。ちなみにSDGs達成度ランキングにおいて日本は、2023年は世界21位に後退し気候変動対策などは最低評価でした。個人個人が省エネ等を心掛け、企業としても危機感を持ってSDGsに取り組んでいくことが大切であると痛感しました。
生成AIが急速に普及して約1年。「AIは脅威か?ともに社会をつくる仲間か?考え方ひとつで、人類の未来は劇的に変わる。」年末にこのようなキャッチフレーズを目にしました。生成AIの登場で詐欺が急増し、不正送金は過去最高水準となり、著作権侵害など弊害も懸念されております。
AI活用は人類の利益であることは間違いないと思います。超少子高齢社会であり、AIの教育と福祉への活用について、政府は公的投資を早急にするべきだと思います。
いよいよ来年には団塊の世代が後期高齢者となり、医療や介護などの社会保障給付費が増大する「2025年問題」に直面します。
そして昨年、厚生労働省が憂うべき統計を発表しました。2023年の上半期で出生者数が2年連続の40万人割れとなり、2000年以降で最少の37万人です。このままいきますと年間で70万人割れが早まる恐れがあると推計されています。
そして就業者数に占める65歳以上の割合が過去最多の13.6%となり、就業者数の7人に1人は高齢者となります。日本の超少子高齢社会は10年前の推計統計よりも拍車をかけて進んでおります。
日本のGDPはドイツを下回って4位に転落する見通しであると発表されました。これは円安やドイツの高インフレによる影響も大きいですが、長期的な日本経済の低迷も反映していると言われています。昨秋、専門学校に通う外国人留学生3000人をつなぎ留めるために、法務省は就職先を拡大しましたが、それでも円安等の影響により、働く外国人留学生の「離日」が進み、アルバイト人材が6万人減となりました。
そして、昨年11月の技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議において、外国人雇用の新制度「育成就労制度(仮称)」の最終報告書がまとめられました。しかしながら、課題や問題が山積みであり、新制度施行までには2年から3年かかると言われております。
いずれにせよ外国人介護人材の採用・雇用は不可欠です。昨年、入国時による措置や制限も緩和され、弊社グループでは約20人の外国人介護人材を雇用することができました。引き続き外国人介護福祉士の誕生を目指して、育成(日本語教育支援も含め)強化をしてまいります。そして現行制度の中で、これまでの実績と経験をもとに、外国人材の採用・雇用・定着・育成をしていく所存です。また、今年は、インドネシアの国立大学からの要請を受け、インターンシップを受け入れる予定です。
昨年の一番の明るい話題は、あらゆる分野を問わず、何と言ってもWBC日本代表「侍ジャパン」の3大会ぶり3度目の優勝だと思います。大谷翔平選手の鬼気迫る活躍はもとより、名だたる世界中のメジャーリーガー達を席巻した戦いにより、円安不況で国際競争力が低下して喘ぐ日本中が、きっと留飲を下げたことでしょう。弊社は昨年20周年を契機に、サンフレッチェ広島のクラブパートナー企業になりました。広島プロスポーツ振興の一助になれば幸いでございます。来月2月には、いよいよ念願であった本格的なサッカースタジアム「EDION PEACE WING HIROSHIMA」がオープンします。個人的で申し訳ございませんが、今からワクワク感が止まりません。新スタジアムにおいて、弊社グループの看板を掲げさせていただきます。グループ全職員が少しでも誇りが持てる企業となるように経営者として社業に邁進していく所存でございます。
2024年の干支は「甲辰 (きのえたつ)」です。 「甲」は、十干の一番目の文字で、物事の「はじまり」を象徴し、「辰」は万物が成長して動きが盛んになる象徴とされているそうです。 2024年は「物事のはじまり」と「大きな成長」の年と言えそうです。
これまで理想とする企業像や企業理念を実現するために、経営者として様々な提言をしてきました。そして、私が経営者として行きついたビジョンが「AS ONE = 一致団結」です。今後、市場や政策や制度がどう変わろうとも、利用者の皆様のサービスの質の向上、質の高いかつ効率的な介護の提供を目指して、常にAS ONEであれば、成果をあげ評価もされ淘汰されることはないと信じています。
『「しょうがない」を漢字で書くと「笑がない」。「笑がない」って諦めていたら笑いのない世の中になってしまう。でも「やってみま笑!」って笑い、楽しみながら動いたら必ず笑いがあふれる世の中になる。』
皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
M&Cコラボレイションは、まだまだ医療・介護の連携が不十分な時代に、これからは不可欠であるという代表取締役 藤川の想いにより、 M (メディカル・医療)とC(ケア・介護)の融合を掲げ、高齢者施設の運営を複数の協力医療機関との連携のもとに手掛け、入居者様へ安心と信頼と共に多様なニーズヘお応えするサービスを提供しています。グループとしては可部・福山・三次・岩国で有料老人ホーム、府中市でグループホームの運営をしています。
私は一般介護職として入社をして、ミドルマネージャーや小規模事業所の管理者の経験を経て8年前に「ケアホーム ディア・レスト可部」の施設長に抜擢をいただきました。
ディア・レストグループの特徴は、行事やレクリエーションが非常に多いところです。日常生活の延長線沿いの介護として、生き甲斐づくりや楽しみづくりを大切にしており、グランドゴルフ、音楽療法、外出レク、売店、麻雀、アニマルセラピーなど、カレンダーに空きがないぐらい取り組んでいます。私も得意のギターを片手に、行事やレクにも積極的に参加をしております。また、代表自らも率先し「お好み焼きやっちゃん」として施設のお祭りなどで入居者様やご家族に腕を振るっておられます。
また、福利厚生や働き甲斐づくりに力を入れ、ICT化(2018年導入)で業務の効率化を図っております。介護業界は全体的に人手不足といわれていますが、その効果もあり幸いにも人材の育成や定着にも繋がっております。
少子・超高齢社会・働き手不足の時代の中ですが「医療・福祉の連携と生活・介護の融合により終の棲家として多様なニーズに応じたサービスを提供します」という企業理念と何よりもグループが理想とする理念や企業像を実現するための具体的なビジョンとして、代表が掲げた「AS ONE=一致団結」を旗印にチームワーク(ケア)を大切に入居者満足(CS)と職員満足(ES)を追求する施設運営を関係各位のお力添えをいただきながら引き統き手掛けて参ります。
会社名 | 株式会社 M&Cコラボレイション |
本社所在地 | 広島市安佐北区亀山1丁目17-16 |
設立 | 平成15年4月4日 |
資本金 | 8,700万円 |
代表取締役 | 藤川 泰成 |
事業目的 | 1.有料老人ホームの経営 2.特定施設入居者生活介護事業 3.介護予防特定施設入居者生活介護事業 |
従業員 | 56名 |
取引銀行 | 広島信用金庫 |